モニター・スピーカーの設置法

スタジオ・モニターの置き場所を考える

ホームスタジオにおいてモニタリング環境を最適化させるためのヒントをいくつかご紹介しましょう。

正三角形

まず最初のルールは、リスニング・ポイントと 2 本のスピーカーの距離がそれぞれ 60° の正三角形になるようにスピーカーを設置します。リスニング・ポイントから両モニターへの距離は、スピーカーの種類やサイズによって異なります。ほとんどの場合、モニター・スピーカーの取扱説明書の中でリスニング・ポイントからモニターまでの適切な距離が記載されていますので、参考にすると良いでしょう。モニターのサイズが大きければ大きいほど、リスニング・ポイントからの距離も大きくなっていきます。モニター購入時は、この距離も検討する必要があります。サイズの大きなモニターが常に最高の解決策とは限りません。

モニターの高さ

モニターの高さも検討材料の一つです。ツイーターの位置がちょうどリスナーの耳と同じ高さにくるように設置してください。デスクサイズや部屋の環境によって高さを揃えることが難しい場合、スピーカーを前面に斜めに傾けたり、スピーカーの下にオーディオボードなどを敷いてできる限り高さを揃えるようにしてください。モニターからのサウンドが、リスナーの背後にある壁ではなく、リスナーの耳に直接届くようにしてください。

壁とコーナー

4 つの壁に仕切られた部屋の中にモニターを設置する場合、理想的なポジションは壁から最も距離のある部屋の中心となります。モニターを壁やコーナーに近づけて設置すると、特定の低周波が増幅されて聞こえてしまうため、周波数を正確に把握することができなくなってしまいます。部屋が小さく、モニターを壁に隣接して設置せざるを得ない場合は、バスレフポートがスピーカーの前面にあるモデルを選ぶと良いでしょう。これによって低周波の問題を軽減させることができます。

スタンドの使用

できる限り共振のないモニタリング環境を構築したいとは思っていても、ホームスタジオでは完全に共振を防ぐことは非常に難しく、音響・防音に関する専門的な知識も必要になってきます。しかし、デスクからモニターを「分離」させて設置するだけで機械的共振を簡単に防ぐことができます。そのための簡単な方法としては、モニターの下に高さ調節が可能なパッドを敷くか、もしくはモニタースタンドを使うことです。スタンドを使えばモニターからデスクへの共振もなく、デスク上のスペースも確保できます。モニタースタンドの上にパッドを敷き、その上にモニターを設置すれば、より良いモニタリング環境が構築できるでしょう。

上記のようにモニターを設置したら、ケーブルを接続し、あとは好みに合わせて音量などを調節してください!